infobar A01で実機デバッグ

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意外と日本語の記事が少ない気がする。ので防忘録的にメモです。

準備

以下、必要なファイル。そもそもの開発環境(AndroidSDK+eclipse)自体はインスコ済みであることを前提とする。

  • sharp謹製A01 USBドライバー

下のURLからダウンロード。多分付属品のCD-ROMについてるものとおんなじ。
http://k-tai.sharp.co.jp/support/a/infobar_a01/download.html

  • SHARP共通 ADB USBドライバ

↑とは別に、USBデバッグ用のドライバーが必要なので、以下のURLからダウンロード。自分がやったときのバージョンはR4.5。sharp製のマシンなら全機種のドライバが入ってるっぽい。
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/

手順

以下、ざっくりと手順。

(1) A01 USBドライバーをインストール

インストーラの指示に従えばOK。

(2) A01自体の設定
  • 「提供元不明のアプリ」を有効化

端末設定 > アプリケーション から。

端末設定 > アプリケーション > 開発 から。同じ画面にある「スリープモード」と「擬似ロケーション」は任意。

(3) ADB USBドライバのインストール

ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに展開する。A01とPCを接続すると、ドライバのインスコを求められるので、展開したディレクトリを指定してインストールする。成功するとデバイスマネージャ上にAndroid Phone > Android Composite ADB Interfaceというデバイス名で認識されるようになる。

(4) SDK設定ファイルの追記

(2)で展開したドライバがあるディレクトリに、「android_winusb.inf」というファイルがあるのでテキストエディタで開く。すると、[Google.NTx86]というセクション配下に以下の行があるはず。


; SHARP INFOBAR A01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_944B&MI_05
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9454&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9455&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9466&MI_02

この内容を、Android SDKのディレクトリにある同名のファイルに同じく[Google.NTx86]のセクションにコピー。ファイルのパスは、SDKをデフォルトでインストールしたのなら、以下。SDKのバージョンによって多少ディレクトリの場所が変わるらしいので注意。


C:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf

なお、ググッて見た限りだと、このテキストのコピー作業はシャープのSDB USBドライバが新しい場合だと不要であるという情報もあり。僕はコピーしてから動作確認してるので不要かわからん。

(5) 確認

SDKからinfobar A01が認識できているかはadbで確認できる。コマンドは次。


adb devices

正しく認識されていれば、List of devices attached以下に"SSHFExxxxxx"(xは固体番号?)という名前で認識されていることが表示される。

もし、デバイスドライバには認識されているのに、adbからは認識されない!という場合は以下のコマンドでサービスを一旦落として、再度adb devicesをかけてみること。(僕はこれでいけた。)


adb kill-server

(6) 実機検証をする

実機でデバッグをかけるには、プロジェクトごとに設定が必要。Androidmanifest.xmlのapplicationエレメントに以下を追加。


android:debuggable="true"

あとはeclipseの実行時に実行の構成で、常にVM利用ではなく手動選択にしておけば実行時に実機を選べるようになる。

参考リンク