kobo touchを買った

twitterではうざいくらいネタにしてますがkobo touchを買いました。

発売初日に買って試そうとしたらサーバが混んでて認証できないわ、iTunesもどきの出来が悪いというか意味が分からないは、自分で用意したファイルを読み込ませたらファイル名が化け化けだはで正直ストレスの塊でなんだこのうんこデバイスはと思ったんですけど、週をまたぐといくらか情報が出てきてちょっと手を入れてやればなかなかデキる子に生まれ変わりました。のでメモと雑感を書き散らします。

内蔵ストレージを換装する

kobo touchの内蔵ストレージはスペック上だと約2GBです。本体の右側にmicroSDをぶっ挿せる場所があるので追加で容量を増やすことは可能ですが、microSDを実際に刺して見るとこのように微妙にはみ出してカッコ悪いです。

しかし、内蔵ストレージは実はmicroSDを入れているだけなので、そいつをデカめの容量に置き換えてやればそもそも追加がいらなくなります。のでやってみました。因みに買ってきたのはSunDiskの16GB class 10のやつ。32GBにしなかったのはちょっとケチったから。

やりかたの概要

手順としては次の通り。

  1. 本体の裏蓋を開けて元々入ってるmicroSDを取り出す
  2. 元のmicroSDからディスクイメージを抽出する
  3. 換装するmicroSDへディスクイメージを書き込む
  4. ディスクイメージのパーティションを拡張する
  5. 換装するmicroSDを本体に刺せば完了

前述の参照サイトに載っているとおりですが、作業メモを書いておきます。もちろん作業は電源を落としてから。あとお約束ですがこのメモの内容は無保証です。

(1) 本体の裏蓋を開けて元々入ってるmicroSDを取り出す

裏からみて左上辺りから開けるとやりやすいです。少しひねって爪を外す。あとは細いドライバーを突っ込んで順番に爪を外していけばOK。mac miniに比べれば全然楽です。


ご開帳状態。SDカードがぶっ刺さってるだけというのがわかります。

少しスライドさせれば写真のように爪を持ち上げられます。

(2) 元のmicroSDからディスクイメージを抽出する

DDでやればOK。windowsなら信頼と実績のDD for windowsで問題なし。

(3) 換装するmiciroSDへディスクイメージを書き込む

こっちもDDでやればOK。ディスクサイズが違うぞとかいろいろ言われますが問題なし。その対処は次のステップでやります。

(4) ディスクイメージのパーティションを拡張する。

書き込んだイメージは、元々のディスクサイズのまんまなので、そのままでは容量は元の2Gです。を使ってパーティションを拡張してやります。MiniTool Partition Wizardを使います。拡張するのはKOBOeReaderというボリューム名の領域。

ちなみに、ファイルシステムはOSがいる部分はext4、ユーザに見せる部分はfat32みたいですね。

(5) 換装するmicroSDを本体に戻す

あとは戻してやれば完了です。容量が変わったかどうかは設定のデバイス情報で見てやりましょう。

kobo touch本体は他に何かソフトウェアが書き込まれているわけでは無さそうなのでいつでも戻せるというのは安心感がありますね。

カスタムファームウェアを適用する

前述のとおり、今提供されている公式ファームだと日本語のファイル名が見事に化けます。お前ら、国際人を目指すなら日本語使ってる場合じゃないだろというR社の痛烈なメッセージですね。

こんな感じで全くファイル名がわかりませんし、表紙すら表示されません。ほんとにテストしたのかよ。けど、僕はクソ日本人なのでやっぱり日本語を見たいんです。なので、有志で作られているファームを適用してみます。ファイルはまとめwikiからリンクが貼られていますのでそれをダウンロードしてきます。

ココのOverviewにも書いてますが、ファームの更新は

The method used by the Kobo Touch to upgrade its firmware is quite simple: If the file .kobo/KoboRoot.tgz is found in the Kobo's public partition, then the .tgz file is extracted to the root of the internal system partition.

というものすごいシンプルっぷりです。まとめwikiにはられているカスタムファームもファイルをコピーすればおしまいです。再起動してやればファームを適用しに行きます。なお、PCと接続している場合は外すと勝手にリブートがかかるようです。ちなみに結構時間が掛かりました。5分ぐらい。

ではファイルリストを見てみます。

おおお!!!読める文字で表示されている!日本語バンザイ!

というか表紙が表示されるんですね。バケバケの時は何も出て来なかったよ…

ちなみに、まとめwikiに貼られているファームはtelnetを有効にするスクリプトが付属されていますので試してみたら、あっさり行けました。

結構素直なlinuxっぽいのでいろいろといじれるのかもしれません。

雑感

と、ここまでやってようやっとまともに使えるようになりました。適当な青空文庫の本を落としてきて見てみるとなかなか快適に見れます。あと手元には昨年のオライリーのサイトでセールで買ったpdfがあるんですけど、pdfはあくまで「見ることができます」レベルで実際はかなりもっさりしてて読むにはちょっときっつい感じでしょうか…

あと、オマケ機能でwebも見ることができます。白黒で見るtwitterは何か新鮮です。あと意外と視認性が高くてびっくり。けどスクロールするとカックカクどころじゃないレベルなので常用は難しいですね。

と、おもちゃとしてはなかなかに面白い製品だと思うんですけど、このITMediaの記事でまとめられているように、対応が非常に不味い。稚拙とスピード感があるということはぜんぜん違うんだよ。とりあえず雑でもいいやっていうサービスは本当に見たことが無いサービス(例えばgoogle mapが初めて出た時とか。あれはユーザから見て全然バグが見当たらなかったけど)ならしょうがないよね、で済むと思うんだけどこっちはkindleとか海外で結構実績のあるもんに対してこの状況はいただけん。

特に日本語周り。開発部隊はきっとカナダなんだろうけどこのスクリーンショットみたいにどっちだよ!!!っていうのがちらほら散見される。本当にテストとかチェックをしたんだろうかって疑ってしまう。

あと、品揃えがどうとかって話あるんだけど、そもそも本当にみんな本を電子化したものを欲しいんですかー?って思うんです。音楽は電子化したほうが利便性がいいし、何より聞くという行為はCDでもmp3でもどっちも変わらない。

けれど、本はやっぱり違う。koboで本を読もうとしたら、スリープを解除して、リストから選んで、読みたいページを探してってどうしても直感的じゃない。対してリアルの本は適当に手にとってパラパラと好きな箇所から好きなように見ることができる。やばい圧倒的にリアルの本がいいに決まってる。今のところ自炊に代表されるように膨大なライブラリの電子化して物理的な物をなくすということには素敵に使えるけど新しい本を読む、というものには絶対に勝てない気がするんですよ。

あと僕はなんとなーくですが物理的なものにどうしても愛着というものを感じてしまう。僕は人より音楽を買っている方だと思っているんですけど、CDとデータ販売どっち選ぶ?って言われたらCDの方を選んじゃいます。これは感覚的なものなんでどうしようもないです。これは本も同じ。きっと普通の本を買います。(もちろん廃盤になった奴がダウンロード販売されましたとかいう場合はダウンロードを選びます。)

なんで、商売としては新品で普通の本を買ったら電子書籍版がダウンロードできるようにしてくれるのが一番嬉しい。ユーザが年間契約かなんかしてその出版社の新品の本を買えば一年間はそのpdfとかepubがダウンロードできるの。年間5000円ぐらいとかだったら喜んで入っちゃうんだけどなぁ。こうすれば今の出版に関する業者であまり構造も変わらずにいろいろと顔が利くんじゃないかと勝手に想像してるんですけど…ダメですかね。

CraftLaunchでディレクトリを任意のファイラーで開く

メインPC機を思い切って新調した。いやーSSDって早いっすね。電源をつけてちょっと待つだけログイン画面が出てくるなんてもう時代はSSDだね!というかOSをとうとうウィンドーズセブンに変えたのでなんだか急に未来に来てしまった気分ですよ!というか環境構築するのめんどくさい!死ぬ!

というわけでもう癖でコマンドラインランチャーを使っているわけですが、元々使っていたBlueWindっていうランチャーはもう開発が停止状態なので現在進行中で開発が行われているランチャーはどれかな?となるとCraftLaunchが良さ気ですね。シンプルイズベストですね!

基本的に実行ファイルのある位置をホイホイ登録して行くだけなんですが、設定ファイルを弄りたいなど、その実行ファイルがあるディレクトリを一発で開けると便利なわけです。そのニーズにマッチするものを既に作って公開して下さっている方がいらっしゃいました→CraftLaunch 3 自作拡張 open_folder - てっく煮ブログ

けど、僕はエクスプローラではなくて、これまた癖であふっていうファイラーを使ってるのであふで開けたほうがより便利なのでちょこっと改造しました。こんな感じです。同じ事をやろうとしている人がいたら参考にしてください。

変更内容

open_folder.pyのcommand_OpenExplooer関数を次のように変更する。なお、あふがおいてあるディレクトリのパスなどをあらかじめ変数に書いておくとよい。

ソースコード(変わった箇所のみ抽出)


## open_folder.pyをちょこっと改造 ##

# あふの存在するパスを設定
afx_exe = u"(AFXW.EXEへのフルパス)"
# あふに渡すオプション。右窓で開くようにする。
afx_options = u"-s -r\"%s\""
# あふがあるパス。作業ディレクトリの指定用。
afx_path = u"(AFXW.EXEが存在するディレクトリのパス)"

# --------------------------------------------------------------------
# コマンドのフォルダーをエクスプローラーで表示する
def command_OpenExplorer(args):
path = getCommandPath(args[0])
if path:
if os.path.isfile(path):
shellExecute( None, None, afx_exe, afx_options % os.path.split(path)[0], afx_path )
elif os.path.isdir(path):
shellExecute( None, None, afx_exe, afx_options % path, afx_path )
else:
shellExecute( None, None, afx_exe, afx_options % os.path.split(path)[0], afx_path )

解説

あふを使ってる人には分かり切ってるとは思いますが…

  • sオプション あふが既に実行されていたらそれをアクティブにする
  • l/-rオプション その後の文字列をディレクトリパスと解釈して、左窓あるいは右窓に開く

SonarSound Tokyo 2012 @ studio coast

行ってきた。サイトは↓ね。

僕が行ってきたのは土曜日だけ。二日目は知ってるミュージシャンがあんまりいなかったから…適当に日記っぽい感想を書く。

22:30頃

22時半頃現地着。IDチェックはずいぶんゆっくりとやられた気がする。また、中に入る前に持ち物検査をかなり念入りにやられた。財布の中身もじっくり見られたし。何かふと手元のテーブルを見るとオクスリの類が積まれている小物入れが…。全部が全部お元気になる薬じゃないと思うけど、多分スタッフじゃ何の薬か判断しかねるから片っ端から改修してたのかな。それにしてもこんなに厳重なのは初めてだ。

入場。入り口でフロアマップ配ってないから場所がよく分からない。適当にぶらつきながら物販でsquarepusherのTシャツかって着る。3500YENだった。TL見てみるとヴィンセントギャロTシャツがひどいというのがあったので冷やかしで見てみたら本人のイラストらしきものとその下に「ヴィンセントギャロ」と太いゴシック体で書かれたTシャツが。これ、柄が変な日本語Tシャツ臭がするからネタにされてるんだなと一瞬思ったけどよく見ると7000円もしてた。そりゃ叩かれるわ。つーか、ヴィンセントギャロなんて出てたっけ?(調べたら二日目だった。)

23:00 go-qualia

分解系レコードの人。wegのレーベルからもCDが出てて買ったけどまだ聞いてないや。グリッチ系。ニコニコ動画でアニメ声サンプリングで曲を公開とか見たからもっとアニメネタ使ってくるかと思ったらそうでもなかった。ちなみに後ろの映像ではらきすたの映像が。最後まで見たかったけど30分おきぐらいで見たい人が続くんで途中で離脱。

23:30 Ken Ishii

ケンイシイ。おお、白い格好!この姿どっかの写真かジャケットで見たことある!気がする。ケンイシイのバックトラックに対して生楽器(サックスやキーボードなど)を重ねていく形式。これも最後まで見てみたかったけどまた別のを見たかったからまた離脱。

24:00 Global Communication

Global Communication。うわーテントがパンパンで入場できない!スタッフの人ががんばってちょっと待ってくださーい!ってやってる。sonarに来る人の種類を考えたらもう少し大きいところでやったほうがよかったんじゃないのかな…音は「76:14」と同じく非常にアンビエント。つか、この音で立ちっぱなしというのはかなりきっついんじゃないのかな。

24:45 Clark

Clark。映像なし、自身の曲をつなぎ合わせていく形式。けど、知ってる曲が流れるとやはり盛り上がるね。終始テンションが高いのを続けたため最後20分ぐらいはみんな明らかに疲れてた。だよね、ちょっとずっとこの形式はダレる…


2:15 Squarepusher

Squarepusher。個人的最大の目当てのトムの兄貴。人もすっげー詰め掛ける。まだ始まる20分前だぞ。俺は大体真ん中の目から4列目ぐらいのとこにキープ。開幕するとあのロゴがデカデカとLEDに書いてあり、音響モノが響き渡る。ずっとこれだけで終わったらそれはそれで面白いなと思いつつ例のヘッドギアを被って登場。で、始まる。なんか客が詰め詰めすぎてもうロックフェス状態。たまらず少し後ろに退避した。ショー自体は後ろのLEDにモノクロの映像(?)が流されてそれが音とシンクするという形式。あのPVとまったく同じものが流されるというアレって加工じゃなかったんだすげぇと思わせられる。squarepusherは一曲一曲が長いし、踊るというのもリズムが複雑すぎて無理だし、かつ基本曲の垂れ流しにも近いからやはりこうやって「魅せる」部分にもすっごい腐心してきてると思っててそのひとつの到達点がこれなんだろうな。

セットリスト覚えてたら書こうと思ってたけど全部次のアルバムの曲と思われる。よってライブというよりはトムさんの新曲お披露目会的な側面も強かった気もする。Squarepusher Themeとかやってくれたらおしっこ漏れるレベルだったけど流石にそれは無理ですよね…



3:45 Africa Hitech

最後。終わったとたんメインフロアがガラガラ。けど適当に揺れるならコレぐらいのスペースが欲しい。見てきた前二つが複雑ビートものなのでこういう客を乗せる系がとっても心地よい。つーかジャングルか。かっこいい。最後の方の知ってる音ネタ(映画?テテッテテージャンって奴。知ってる人教えて)使った曲もいいですね。


総評

よかったと思います。けどもう少し広い場所でやってもよかったんじゃないか…。たとえば幕張メッセとかですね。けどそこまで人が来るかといわれるとなかなか難しいところ。

蛇足

帰りにそういやお台場にガンダムがまた出来てたこと思い出してついでに寄ってみたけど俺自身ガンダムSDガンダムしか知らない(もうそれって古いか)し、かつ寒かったためあんまり面白くなかった。ちなみに現場には三脚を持って熱心に撮影している人が一人。適当にチャリンコでフラッと来て適当にiPhoneでパシャパシャ撮ってる俺は何か申し訳ない気分になりました。

また、会場内ではBlackBerry使いを3人も見た。うち一人は女の子でいろいろ異次元な会場であると思った。

infobar A01で実機デバッグ

意外と日本語の記事が少ない気がする。ので防忘録的にメモです。

準備

以下、必要なファイル。そもそもの開発環境(AndroidSDK+eclipse)自体はインスコ済みであることを前提とする。

  • sharp謹製A01 USBドライバー

下のURLからダウンロード。多分付属品のCD-ROMについてるものとおんなじ。
http://k-tai.sharp.co.jp/support/a/infobar_a01/download.html

  • SHARP共通 ADB USBドライバ

↑とは別に、USBデバッグ用のドライバーが必要なので、以下のURLからダウンロード。自分がやったときのバージョンはR4.5。sharp製のマシンなら全機種のドライバが入ってるっぽい。
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/

手順

以下、ざっくりと手順。

(1) A01 USBドライバーをインストール

インストーラの指示に従えばOK。

(2) A01自体の設定
  • 「提供元不明のアプリ」を有効化

端末設定 > アプリケーション から。

端末設定 > アプリケーション > 開発 から。同じ画面にある「スリープモード」と「擬似ロケーション」は任意。

(3) ADB USBドライバのインストール

ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに展開する。A01とPCを接続すると、ドライバのインスコを求められるので、展開したディレクトリを指定してインストールする。成功するとデバイスマネージャ上にAndroid Phone > Android Composite ADB Interfaceというデバイス名で認識されるようになる。

(4) SDK設定ファイルの追記

(2)で展開したドライバがあるディレクトリに、「android_winusb.inf」というファイルがあるのでテキストエディタで開く。すると、[Google.NTx86]というセクション配下に以下の行があるはず。


; SHARP INFOBAR A01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_944B&MI_05
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9454&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9455&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_04DD&PID_9466&MI_02

この内容を、Android SDKのディレクトリにある同名のファイルに同じく[Google.NTx86]のセクションにコピー。ファイルのパスは、SDKをデフォルトでインストールしたのなら、以下。SDKのバージョンによって多少ディレクトリの場所が変わるらしいので注意。


C:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf

なお、ググッて見た限りだと、このテキストのコピー作業はシャープのSDB USBドライバが新しい場合だと不要であるという情報もあり。僕はコピーしてから動作確認してるので不要かわからん。

(5) 確認

SDKからinfobar A01が認識できているかはadbで確認できる。コマンドは次。


adb devices

正しく認識されていれば、List of devices attached以下に"SSHFExxxxxx"(xは固体番号?)という名前で認識されていることが表示される。

もし、デバイスドライバには認識されているのに、adbからは認識されない!という場合は以下のコマンドでサービスを一旦落として、再度adb devicesをかけてみること。(僕はこれでいけた。)


adb kill-server

(6) 実機検証をする

実機でデバッグをかけるには、プロジェクトごとに設定が必要。Androidmanifest.xmlのapplicationエレメントに以下を追加。


android:debuggable="true"

あとはeclipseの実行時に実行の構成で、常にVM利用ではなく手動選択にしておけば実行時に実機を選べるようになる。

参考リンク

Steam配信版 Cave Story+

ところで、DSi ware版が出た当日、Steam版でもCave Storyなるものが配信されました。けど良く見ると「+」という文字が見えます…え、プラス…だと…

ということで買ってしまいました。どんだけ好きなんだよ!

原作との違い


  • グラフィックが一新されている。ただし、原作バージョンのグラフィックも選択できる

確かアメリカで配信されているWii版も同じだったと記憶してます。原作原理主義な人にはアレかもしれませんが、コレぐらいはありでしょう。ちゃんとあの独特の操作感覚がこのグラフィックでも再現されているのがすごいです。

  • 音楽もアレンジバージョンを収録。ただし、原作バージョンも選択可能

これが一番大きいんじゃないでしょうか。かなり印象が違います。なんでしょう、たとえるならば原作がファミコンバージョンだとすると、このSteam版はセガハードで出されたバージョンというか、それほど違います。なんというか、日本人が音源をリミクスすると音源を変えただけで結局同じメロディーを聞かせるという場合が多いですが、このリミクスは聞かせる箇所が全く変わっているのが面白いです。

  • カーリーモードの追加

主人公をカーリーにして遊べます、が展開はほぼ一緒のようです。(まだクリアしていない。)原作と違うのはカーリーが喋りまくりというところでしょうか。そういや原作の主人公はなんもしゃべんないもんな…

  • オマケモードによるステージの追加

僕がSteam版を買う動機となったのがこれ。オマケとして次が追加されています。(確か本編をクリアしないとオープンしない。)



  1. 聖域タイムアタック これはDSi ware版にもあるオマケ要素。聖域だけを任意の武器を持ってチャレンジできます。
  2. ボスラッシュモード ボスに連続で挑む。ただし、ライフや武器はストーリーモードと沿うように段階的に増えていく。
  3. Wind Fortress(風の要塞) ブレードとシュプールだけを持って挑むステージ。かなり難しい
  4. Nemesis Challenge ネメシスだけを持って挑むステージ。アスレチック要素がさらに強い。

というように結構豪華です。どうせならコレをDSi ware版にも入れてくれても良かったんじゃないの…それはワガママでしょうか。ちなみにNemesis Challengeはまだクリアできてませんというかちょっとこれは初見殺しが多すぎる気がします。wind fortressはほど良いイライラ感です。ぜひボスまで進めて初見のウッヒョーーーという感覚を味わってほしいです。

  • キーコンフィグがある

これはちょうでかいですよ!プレステのコントローラーをUSBアダプタにくっつけて遊んでるんですけど、スーファミのYB配置でプレイが出来るのがこんなに快適とは!とするとDSi ware版がかなーり残念というか…

まとめ

Steam版はオマケ要素だけでもファンなら買う価値があると思います。8ドルだから700円足らずで買えるしね。ただ、追加ステージはもうホント即死ばっかりなんで忍耐が出来るマゾプレイヤーなあなたにしかオシシメできません。これ絶対 I wanna be the guyから逆インスパイアされてるよなぁ。。。

洞窟物語 DSi ware版

先週の火曜日からDSi wareでとうとう洞窟物語が配信されたので買いました。お値段1000ニンテンドーポイント

再現度は見事としか言いようが無い。とくに音楽も原作と何一つ変わらない。GBAへのスーファミソフトの移植ものがあると音楽が音源の関係で悲しいことになるということがよくあった(典型例:MOTHER1+2)けど、ほんとに文句なしの完成度です。

以下、不満というか良くないところを書いていきます。

解像度が原作よりも小さい

DSは原作のPC版よりも解像度が低いです。よってボス戦など固定画面のステージになると画面端を見切って画面が固定される、微妙にスクロールされるなどやっててもどかしいところが多々あります。コレはソフトが悪いというよりもハードの仕様上こうせざるを得ないというか…

したがって、難易度がちょっと上がっています。特にラストダンジョンの血塗られた聖域は後ろ側の見える範囲が狭まるせいでカーリーの攻撃があたりにくいなどイラッときてしまうことがあります。

キーコンフィグが無い

これが一番の残念なポイント。スーファミっ子な僕はYボタンが攻撃、Bボタンがジャンプという操作が身についてしまっているため、いまさらAでジャンプ、Bで攻撃というのはつらい。なんでつらいのかというとボタン配置がAB体系だと右斜め上のため指とすごいフィットしにくい。

2Dアクションはボタン操作が神経直結になっているようで無いと厳しい場面が多々あるためこれも操作がもどかしい箇所がところどころ出てきます。まぁ慣れろといったらそれまでなんですが…配信ソフトということでそのうちアップデートしてくれたらうれしいなぁ。

3DS自体が微妙に操作しにくい

なお、ハードは3DSで遊んでいます。これは洞窟物語うんうんではないのですけれども、やはり3DSはグリップ感が悪いというかボタンが小さすぎだと思います。。。僕は手のひらが大きめなので非常に手が疲れる&LRボタンも意図せずに触って武器チェンジが暴発することがあってこれもイライラ…。なんか微妙に任天堂らしくないプロダクトデザインだなと思います。

とはいえ

ハード自体の不満を交えて苦言ばっかり言ってしまいましたが、やっぱり楽しいです。洞窟物語。いいゲームというのはクリアしてもなぜか何度も繰り返しやりたくなるもんですが、洞窟物語は典型的な繰り返しやりたくなるソフトですね。何よりもやっと日本に帰ってきたという感じがして、それが一番ファンとしてうれしいです。DSiまたは3DSを持ってるゲーム好きなら是非買っておきたいソフトだと思います。

ところで、サウンドテストモードを見ると未開放の曲が3つほどまだ残ってるんだけど、これはなんなんですかね…

ラジオ会館の最後を看取りに行った

友人たちとラジオ会館の最後を見に行った。時間は大体14時過ぎぐらい。

意外と中に人は少なくこうして誰も写っていない写真を撮ることができた。(超下手だけど。)そして思ったより写真は撮らなかった。




秋葉原は学生のときよりも社会人になって通勤経路の途中に秋葉原が出来たから会社帰りにちょくちょく買い物したり定期が使えることを利用して休みの日に行ったりしていた。なんでよく行くようになったのはここ2,3年でしかない。(学生の頃だと電車賃は痛いんですよ。)

それでも駅前は僕が初めて秋葉原と認識した風景とはくるくる変わっている。

駅前にUDXというオフィスビルなんてあったか?富士そばが入っているビルにもともと何が入っていたなんてすでに覚えていない。メガネ屋の呼び込みなんて覚えている人はいるのか?アトレもいつの間にか完成してそれが当然のように存在している。

あまり海外旅行の経験は少ないが、基本的に日本以外の国は既存の建物を出来る限り遣い続けようとする。したがって外面はものすごく古めかしくても中身は電気をガンガン使った普通の店や家であるというパターンがほとんど。

だけど日本は違う。古いものは取り壊しすぐに再構築する。特に流行の移り変わりが年毎に速くなるポップカルチャーというかヲタ系の世界を反映してか秋葉原はそれが顕著だ。そんな毎日のように光景が変わるのをさびしいと思いつつもこの街が今後どのように変貌していくのかを興味深く見守っていきたい。

…なんてな。(;´Д`)